著 書

収益改善の教科書 表紙

著書『収益改善の教科書』
日本能率協会マネジメントセンター 2014年9月
2,500円(税別)
体裁:A5判並製 264ページ
書店売場:生産管理

日本能率協会の「当面する企業経営課題に関する調査」によれば、経営課題の上位には収益向上の課題が毎回挙がっています。2013年度は「収益性向上」が課題トップでした。企業にとって、収益改善は常に上位にランクされる関心事です。収益改善の課題には、固定費削減、製造原価低減、海外製造委託の推進、変動費の低減などいろいろあります。

収益改善への取り組みかたには、2つの方策があるでしょう。最初は、現状のムダ削減により収益改善する方法です。取り組みやすく、分かりやすいテーマと言えます。反面、従来からの課題であり、新たな問題が見つかりにくいものです。

本書は、やや異なる切り口を提供しています。ムダ排除によるコスト低減より、主に事業資源の割り振り変更による、収益拡大への貢献を目的としているのです。より積極的な対応の実現が狙いです。具体例を多数紹介することににより、これまでにない実用書を狙っています。

次に、正誤表を掲載しました。増刷の機会に、改訂したいと思います m(_ _)m

『収益改善教科書』の正誤表(2014年12月7日現在)
23
前項(2)
前ページの変動費率50%
31~33
製品B普及品の変動単価
変動単価3,000円が4,000円、複数箇所の修正があります *1
132
損益分岐点・数量
損益分岐点数量
132
損益分岐点・売上数量
損益分岐点売上数量
180
図表5-16 事例3「現状の生産プロダクトミックス算出」の採算性フィールド内「擬似出血」と標記した2箇所
表下にある合計と、真性出血廃止時合計欄の右端「擬似出血」を削除する

*1 トップ頁、ダウンロードサービスから、修正箇所の表と本文をダウンロードできます

(20141207 12:00)


著書『在庫圧縮の進め方』
日本能率協会マネジメントセンター 1998年5月 3,000円(税別)

著書「在庫圧縮の進めかた」

企業の当該部門の実務担当で中級者以上を対象とした内容ですが、読み物としても受け入れられています。本書を参考にソフト開発し在庫圧縮した事例、販売予測のシミュレーション実施、生産日程計画の是正による在庫圧縮実施など実践報告がいくつもされています。本書で解説している適正在庫の算出方法は、アプリケーションソフトになっており、ご採用いただきました企業で好評を博しています。


『在庫圧縮の進め方』のAmazonレビューから引用

★在庫問題に頭を悩ます実務担当者向けの良書(2008/10/13付)

本書は在庫関係の知識に関する入門書というよりも、実際に実務を担い、在庫問題に向け取り組まれている方々を対象として中級コースとしての位置づけのような感じだ。コンサルタントとして数々の企業の在庫問題に直面してきた著者の知見が丁寧に書かれており、業務知識がある人間には理解しやすい内容だった。

本書のねらいは、在庫を切り口に全体最適を目指し、ROI・ROEの向上、在庫最小化、経営スピードを追求することにある。在庫の捉え方や適正在庫の算出方法まで業務設計の話も盛り込みながら、在庫を管理している担当者だけの問題ではなく、会社の全部門の問題であるというメッセージが伝わってきた。

また「在庫圧縮」という言葉にも新しさを感じた。トップから「在庫削減せよ!」と言われて取り組む「在庫削減活動」よりも抵抗なく、関係者の協力を得られやすい言葉のように受け取れた。

ただ、残念だったのが「MIP」という言葉は必要だったのか?ということである。これはコンサルタントが理論や概念をなんでも3文字にしてしまうコンサルタント特有の風習に感じ、これだけの良書を書かれている著者なのだから、悪い文化には迎合してほしくなかった。


セミナー・講演の主なテキスト

テキスト『在庫圧縮』2009年3月改訂 A4・約100頁

ワード形式。著書『在庫圧縮の進め方』のダイジェスト版のテキストで、これまで数十回以上のセミナーを全国で開催しています。実態に合うように改訂を重ねています。演習を含む場合は2日間、本文のみのケースではややきつい1日コースとなります。


テキスト『統制指標』2009年1月改訂 A4・45頁

パワーポイント形式。企業収益最大化実現のツール「統制指標」を解説した経営層向けの半日セミナー用テキスト。メーカーの経営層、経営企画、SCM部門向けの内容です。


テキスト『間違いだらけの収益改善対策!!』
2006年4月 A4・52頁

テキスト表紙「間違いだらけの収益改善対策」

ワード形式。従来の方法と比較しながら、収益改善に取り組むさいの考えかた等を中心とした経営層向けの半日セミナー用テキストです。


テキスト『収益最大化実現の在庫基準』
2008年9月改訂 A4・43頁 A4・109頁

パワーポイント形式。通称『経営在庫セミナー』と呼んでいます。収益最大化実現の視点に立ちながら在庫の課題提起をおこなう、ほかでは類を見ない経営層向けのセミナーといえます。


『物流拠点の機能と設計』2008年6月改訂 A4・109頁

ワード形式。日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の物流技術管理士 資格認定講座テキストとして作成したもので、2008年度までの9年間、講師を担当し講義に用いたテキストです。内容は、1日6時間コース用にまとめています。2日間セミナーの『物流拠点の設計と最適運用のポイント』をベースとしたダイジェスト版です。


テキスト『ロジスティクス経営戦略の理論と実務』
2002年10月 A4・217頁

テキスト表紙「ロジスティクス経営戦略の理論と実務」

ワード形式。本セミナーは3日間コース向け。要点は次のとおりです。

  1. ロジスティクスの考え方と見方
  2. ロジスティクスのあるべき姿としての全体像
  3. 経営管理の中におけるロジスティクスの役割
  4. 要所における技術・情報の概要と位置づけ
  5. ロジスティクス実現のステップと課題

テキスト『物流拠点の設計と最適運用のポイント』
2004年4月改訂 A4・146頁

ワード形式。内容は、ロジスティクス戦略立案の基礎と、戦略に基づく物流ネットワークおよび拠点設計のしかたを解説しています。本内容理解によって、物流拠点のレイアウトと運用設計ができるようになります。2日間コース向けセミナーのテキストとして元々まとめていますが、実質2.5日分程度の分量です。
本テキストは出版社に持ち込みましたが、専門的過ぎて売れないと断られたものです (>_<)


テキスト『物流アウトソーシングを成功させる取り組み方とそのポイント』A4・83頁

ワード形式。本セミナーは、物流アウトソーシングのすすめ方を解説した実務者向けの1日コースです。元々、日刊工業新聞社で開催のためまとめたテキストです。


テキスト『構内物流 -供給型構内ダイヤの編成- 』A4・83頁

ワード形式。構内物流の見方・改善のしかたの書籍はほとんど見当たりません。本テキストは、実際にお手伝いした各企業の成果をもとに、考えかたと改善の手法について紹介しています。とくに、構内物流ダイヤグラムの編成は広い構内を持つプラントにとってはコスト低減に有効な方策です。


このページの先頭へ