別府を自転車で旅する

小生の自転車
写真:フラットハンドル18段ギア付きクロスバイク

別府八湯スタンプラリーで名人になりませんか (∩_∩)
別府八湯142湯(2014年9月末現在、スタンプラリー参加温泉)のうち、88湯入湯で名人位が認定されます。効率よく回るには、知恵も必要です。入湯可能時間と立地に影響されることによります。別府は東側が瀬戸内海に面し、残り3方が山です。海に向かって、由布・鶴見岳を背に、なだらかに別府湾に下る扇状の地形が特徴といえるでしょう。

別府の海岸線を縦(南北)に、国道10号線が走っています。別府駅近くの別府北浜バス停で標高3m、別府市の北に位置する亀川駅前バス停でも標高4mです。別府駅西口バス停の標高は14mとなっています。

別府市を南北に自転車で走る分には、健脚はとくに要求されません。つまり、別府八湯の浜脇温泉(13湯)、別府温泉(49湯)、亀川温泉(8湯、うち1湯除く)は、ママチャリでも楽に回れるでしょう。括弧内の数字は、スタンプラリー参加温泉の数を示しています。除く1湯とは亀川温泉「トンボの湯」で、近くのバス停の標高は55mです。小生もここには、まだ自転車で行っていません。

ママチャリでは、きついところが何カ所かあります。浜脇温泉の祇園温泉は、やや標高が高く33m位のようです。また、別府温泉の中では、上原温泉(かみはるおんせん)が標高48m位、芝居の湯が同65m位、ホテル別府パストラルが同46m位となっています。

別府八湯巡りには参加温泉が多い鉄輪温泉(かんなわおんせん、36湯)を外すわけにはいきません。別府の北側に位置する鉄輪温泉は、湯けむりの景観が国の重要文化的景観に指定されています。ここの鉄輪バス停の標高が133mです。そこで、別府市内を東西に自転車で走るのは、山登りとなることもあり、苦難を極めることになります。

これに挑戦しようというわけです。小生も従来、別府駅から鉄輪にはバイクやバスで行っていたのですが、ルートによって随分傾斜が違うようだと気がついたことによります。目的は、別府駅西口バス停の標高14mから、鉄輪バス停の標高133mまでを、いかに楽に自転車で行くルートを発見するかがポイントです。距離は、片道およそ5kmあります(平均勾配2.4%)。つまり、自転車をこぎながら登れる緩い傾斜のルート発見をめざしたわけです。自転車に乗って、坂道を500m進んで10m登るのは、普通の人ならさほど気になりません(平均勾配2%)。このようなルートがあれば、申し分ありません。

今回の調査では、別府駅から鉄輪へのルートを3つに絞りました。鉄輪までのバス路線は、別府駅西口バス停発で4つあります。これを参考に、バス停の標高を調べることにしたわけです。まず、標高と推奨ルートを記入した地図を紹介しましょう。いずれも、地図右下の部分にある別府駅西口バス停(標高14m)から、ホテル白菊前バス停(標高39m)までは、気合いで登っていただくことになります。地図左上の124m、北中(きたじゅう)と記入している赤い矢印の方向が鉄輪温泉です。繰り返しますが、片道約5kmあります。

別府のバス停標高と推奨自転車ルート
地図:別府市内のバス停の標高記入図

  • ルート1 標高33mを進み、九州横断道路で一気に100m登るルート
    大分県道645号(亀川別府線)の標高33mを北に進み、九州横断道路に入って鉄輪に至る亀の井バス(9)石垣経由のAPU線。ルート4に紹介したように、途中までは実走したルートである。最初が楽な面、後半は登りだけのルートのため除外した。
  • ルート2 218号線の原(はる)バス停まで146m登り、下って行くルート
    別府駅西口からホテル白菊前、別府市役所北口から大分県道218号(別府山香線)を経て鉄輪に至る亀の井バス(7)野口原経由の鉄輪線のルート。登りがきつく、鉄輪より高いところまで行くのが、気になり実走行ルートから外した。
  • ルート3 急坂の上り43mを1回で済ますルート(推奨ルート2)
    走って確かめたルートである。市役所下バス停の標高41mから、緩やかな登りを北に直進。鶴見台中学前バス停(標高58m)先を左折し、道なりに行くと実相寺バス停(標高62m)だ。左折すると急坂である。ここから自転車を押して、市の原共同浴場(標高81m)を経て、43m登るのに800m進み、新別府バス停(標高105m)までたどり着く。ここからは、なだらかに下って鉄輪・ひょうたん温泉に至る。あとは、乗る・押すなどで鉄輪温泉巡りができる。
    このルートはすべて広い道だが、鶴見台中学前バス停先を左折し、さらに左折して私道並みの狭い道を曲がりくねっていくルートもある。このルートでは、登りつめたところは新別府バス停の少し手前にたどり着く。ここも、自転車を押していくしかない。
  • ルート4 急坂を2回に分けて行くルート
    走って確かめたルートである。ルート1と途中まで同じ標高33mを北に進み、吉弘郵便局の先を左折し25m登るのに400m進む。ちょうど登り切ったところの左角が吉弘神社である。ここを右折すると、すぐ鶴見台中学前バス停となる。当バス停先を左折すると、あとはルート3と同じコースである。
  • ルート5 ルート3の登りをやや緩和したルート(推奨ルート1)
    走って確かめたルートである。実相寺バス停まではルート3と同じである。このルートは、実相寺でそのまま北上し、九州横断道路に乗ってルート3の目標地点まで進む。九州横断道路をとおると急勾配を斜めに登ることになり、自転車を押すことには変わりないが、幾分楽は気がする。距離は幾分長くなるが、1.1kmくらいの大半を押して進むことになる。

小生が使っている自転車は、18段ギア付き、フラットハンドルのクロスバイクです。電動アシストは付いていません。電動レンタサイクル(楽チャリ)も、別府駅では借りることができます。料金は、4時間でJR利用者が600円、その他が1000円のようです。小生も数度借りたことがあります。そのときは、道もよく分からない状況で走っていましたので、鉄輪までは大変な思いをしました (=^^=)

今後、もっと楽なルートを発見できるかもしれません。日々、是研究の余地ありです。ちなみに、ほかの別府八湯に行くのに自転車はお勧めできません。念のため (∩_∩)

(20141208 10:00)



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